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年収1000万円だと住宅ローンはいくら借りればいい?【2024年版】

年収1000万円だと住宅ローンはいくら借りればいい?【2024年版】

年収1000万円のサラリーマンが借りられる住宅ローンの金額を、固定金利1.110%(2024年10月現在のフラット35の金利)で借りた場合で計算してみました。この場合は借入限度額が1.01億円、安全に返済できる目安額は3670万円となります。それぞれの年間の返済額は350万円と127万円で、ボーナスを含めた年間の手取り額715万円の49%と18%になります。また、月々の返済額は29.2万円と10.6万円で、毎月の給料の手取り額42.2万円の69%と25%になります。(2019/09/20更新)

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年収1000万円のサラリーマンのマイホーム購入

年収1000万円のサラリーマンのマイホーム購入

今回は年収1000万円で家を買おうと思った場合、どれくらいの住宅ローンを組むと良いかを計算してみました。

あまりお金を借りすぎると返済が大変ですし、最悪の場合せっかくのマイホームを手放さなければいけなくなってしまうかもしれません。

一方、あまり借入が少なくても満足のいく家に住むことができず後悔してしまうかもしれません。

そこで年収1000万円の場合にどれくらいのローンなら組んで大丈夫か計算してみましたので、よろしければマイホーム購入の参考にしてください。

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住宅ローンの種類

住宅ローンの種類

ローンの額の計算の前に、住宅ローンについて簡単に説明します。

住宅ローンには大きく分けて変動金利と固定金利があります。

文字通り変動金利は住宅ローン返済の途中に金利が代わり、固定金利の場合は金利が変わりません。

変動金利の住宅ローン

変動金利の住宅ローン

変動金利の場合は基本的に固定金利より金利が低いのですが、返済途中に金利が上下するので、途中から返済額が増えてしまうリスクがあります。

資金に余裕がある場合は多少金利が上がっても大丈夫ですが、そうでない場合は最悪の場合返済できなくなって家を手放すということもあるので、返済金額が上がっても大丈夫という見通しがない場合は変動金利の住宅ローンはオススメしません。

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固定金利の住宅ローン

固定金利の住宅ローン

固定金利の場合は変動金利より金利が少し高くなりますが、毎月の返済額は最後まで変わりません。

返済額が変わらなければ返済計画が立てやすいので、今回は返済計画の立てやすい固定金利でシミュレーションをしてみます。

変動金利を検討する場合でも、まずは固定金利で借入額を試算してみてから、同じ金額を変動金利で借りた方が得かどうかを検討するのが良いと思います。

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住宅ローンの借入限度額

住宅ローンの借入限度額

フラット35の場合、年収ごとに年間の返済金額の上限が設定されています。

返済金額の上限は、年収400万円未満なら年収の30%、年収400万円以上なら年収の35%となっています。

年収1000万円の借入限度額

年収1000万円の場合は年間の返済額の上限が年収の35%の350万円となります。

この年間返済額から金利1.110%の35年ローンで計算すると借入限度額は1.01億円となります。

また、月々のローン返済額は29.2万円となります。

年収1000万円で毎月29.2万円の返済

年収1000万円だとボーナスを除いた毎月の給料の手取りは42.2万円となります。

なので、借入限度額までローンを借りると手取り月給42.2万円のうち69%の29.2万円をローンの返済に回すことになります。

これが35年間続くのはさすがに負担が大きいので、年収1000万円の場合に借入限度額の1.01億円までローンを借りるのはオススメできません。

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安全な住宅ローン借入額

安全な住宅ローン借入額

では、いくらまでなら安全にローンを借りられるでしょうか。

借入限度額までローンを借りた場合は手取り月給の69%がローン返済に回ってしまっていましたが、これが25%くらいまで抑えられていればどうでしょう。

手取り月給42.2万円のうち25%の10.6万円をローン返済に回すということであれば比較的安全に返済できるかと思います。

月々10.6万円返済のローン借入額

毎月10.6万円返済の場合、金利1.110%の35年ローンで計算するとローン借入額は3670万円となります。

年収1000万円の場合、この金額までなら返済の負担をそれほど心配せずに借りても大丈夫かと思います。

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住宅ローンの手数料

住宅ローンの手数料

住宅ローンを検討する時に忘れがちなのですが、ローンを借りる時には保証料や融資手数料のどちらかの支払いが必要となります。

住宅ローンの保証料

保証料を払う場合は金利が高くなる代わりに初期費用が少なく済みます。

一般的には保証料を払う場合は金利が0.2%上乗せされるので、例えば3000万円借りると35年間で合計106万円の利息を上乗せして支払うことになります。

金利が1.110%の場合は上乗せ後の金利が1.310%となって、3000万円借りるとローン返済で合計3740万円支払うということになります。

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住宅ローンの融資手数料

融資手数料を払う場合は金利は低く済みますが初期費用がかかります。

消費税率が8%とすると、一般的に融資手数料は税込で借入額の2.16%となるので、3000万円借りると64.8万円を借入時に支払うことになります。

金利が1.110%の場合は3000万円借りると返済額と手数料の合計で3690万円支払うということになります。

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保証料型と融資手数料型の比較

35年かけて返済したとすると融資手数料型の方がお得ですが、繰上げ返済や借り換えなどがあって35年より早く返済すると保証料型の方が特になる場合があります。

そこで何年目に一括返済すると合計支払額がいくらになるか計算してみました。

なお、初期費用の条件を揃えるために、保証料型の場合は融資手数料型の初期費用分64.8万円だけ少なく借りた場合で計算しています。

保証料型融資手数料型
開始時2935万円3000万円
1年目2973万円3033万円
2年目3010万円3065万円
3年目3047万円3096万円
4年目3082万円3127万円
5年目3117万円3157万円
6年目3150万円3186万円
7年目3183万円3214万円
8年目3214万円3241万円
9年目3245万円3267万円
10年目3275万円3293万円
11年目3304万円3318万円
12年目3331万円3341万円
13年目3358万円3364万円
14年目3384万円3386万円
15年目3408万円3407万円
16年目3432万円3428万円
17年目3455万円3447万円
18年目3476万円3465万円
19年目3496万円3482万円
20年目3516万円3499万円
21年目3534万円3514万円
22年目3551万円3529万円
23年目3567万円3542万円
24年目3581万円3555万円
25年目3595万円3566万円
26年目3607万円3576万円
27年目3618万円3586万円
28年目3628万円3594万円
29年目3637万円3601万円
30年目3644万円3607万円
31年目3650万円3613万円
32年目3655万円3617万円
33年目3658万円3619万円
34年目3660万円3621万円
35年目3661万円3622万円

この計算結果を見てみると最初は保証料型の方が65万円安いですが、15年目で融資手数料型の方が安くなり、35年間最後まで返済を続けると融資手数料型の方が39万円安くなります。

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保証料型と融資手数料型の選び方

15年以内に完済するなら保証料型が、それ以降に完済するなら融資手数料型の方が得ということになりますが、どういう人にどちらが向いているのかもう少し考えてみます。

保証料型が向いている場合

15年以内に返済するケースというのは余裕資金での繰上げ返済という場合もありますが、家の住み替えで家を売却するケースもよくあります。

なので、小さい子供がいる家庭や、将来的に子供が増える見込みがある家庭、転勤・転職などで遠方へ引っ越すかもしれない場合は保証料型にしておいた方がいいかもしれません。

特に駅近のマンションの場合などは値下がりしにくく売りやすいので、そういう場合は保証料型にしておいた方が良いかもしれません。

また、ローンの借り換えで繰上げ返済するというケースもあります。

借り換えローンの情報をきちんとチェックしていればお得な借り換え先が結構見つかったりするので、実際に借り換えローンの情報収集や借り換えの手続きが面倒でないという方であれば保証料型の方が合っているかと思います。

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融資手数料型が向いている場合

15年以上かけて返済するなら融資手数料型が向いているということですが、基本的には繰り上げ返済しないで35年間かけてローンを返済するという人が一番向いています。

なので前提条件として引っ越しの可能性が低いことが第一になります。

さらに投資でローン金利よりも稼げる自信があるなら、余裕資金があってもローン返済せずに投資に回した方が得なので、融資手数料型にして繰り上げ返済せずに35年間かけて返済する方が特になります。

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年収1000万円付近の住宅ローン目安額

年収1000万円あたりの住宅ローンの借入限度額と安全な目安額を10万円刻みで計算するとこのようになります。

年収借入限度額安全借入額
950万円9640万円3520万円
960万円9740万円3550万円
970万円9840万円3580万円
980万円9940万円3610万円
990万円1億円3640万円
1000万円1.01億円3670万円
1010万円1.02億円3700万円
1020万円1.03億円3730万円
1030万円1.05億円3760万円
1040万円1.06億円3790万円
1050万円1.07億円3820万円

100万円刻みだとこのようになります。

年収借入限度額安全借入額
500万円5070万円2020万円
600万円6090万円2400万円
700万円7100万円2740万円
800万円8120万円3060万円
900万円9130万円3370万円
1000万円1.01億円3670万円
1100万円1.12億円3970万円
1200万円1.22億円4260万円
1300万円1.32億円4550万円
1400万円1.42億円4810万円
1500万円1.52億円5050万円
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まとめ

年収1000万円のサラリーマンの住宅ローン借入額の計算はこのようになりましたが、年収を入力して再計算する場合はこちらから計算してみてください。

年収万円
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