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年収603万円の母子家庭の住民税・所得税・手取り額はいくら?【2024年版】

年収603万円の母子家庭の住民税・所得税・手取り額はいくら?【2024年版】

年収603万円の母子家庭(シングルマザー)の住民税、所得税、社会保険料、手取り額を計算すると、住民税は28.2万円〜28.6万円、所得税は17.2万円〜18万円、社会保険料は85.8万円、手取り額は471万円〜472万円になります。年収や世帯構成などを変更して再計算することもできます。(2019/08/08更新)

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年収603万円の母子家庭の住民税・所得税・手取り額の計算結果

年収603万円の母子家庭の場合、住民税は28.2万〜28.6万円、所得税は17.2万〜18万円、社会保険料は85.8万円、手取り額は471万〜472万円になります。

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年収603万円付近の税金と手取り額

年収603万円あたりの税金と手取り額をそれぞれ計算するとこのようになります。

年収住民税所得税手取り
598万円27.9万円16.9万円468万円
599万円28万円17万円469万円
600万円28万円17万円470万円
601万円28.1万円17.1万円470万円
602万円28.1万円17.1万円471万円
603万円28.2万円17.2万円472万円
604万円28.3万円17.3万円473万円
605万円28.3万円17.3万円473万円
606万円28.4万円17.4万円474万円
607万円28.5万円17.5万円475万円
608万円28.5万円17.5万円475万円

10万円刻みだとこのようになります。

年収住民税所得税手取り
553万円24.9万円13.9万円436万円
563万円25.6万円14.6万円443万円
573万円26.2万円15.2万円450万円
583万円26.9万円15.9万円457万円
593万円27.6万円16.6万円465万円
603万円28.2万円17.2万円472万円
613万円28.9万円17.9万円479万円
623万円29.5万円18.5万円486万円
633万円30.2万円19.2万円494万円
643万円30.8万円19.8万円501万円
653万円31.5万円20.5万円508万円

税金の計算内容

ここからは年収603万円の母子家庭の住民税28.2万〜28.6万円と所得税17.2万〜18万円の計算内容を詳しく説明します。

給与所得控除の計算

まず、住民税も所得税も給与所得控除という仕組みがあります。

給与所得控除とは簡単に言うと

「給料もらって仕事していればスーツやカバンや靴とかでお金がかかるだろうから、その分は税金払わなくていいよ。」

という仕組みで、税金を計算するときはこの額を経費として引いてから計算して良いことになっています。

年収ごとの給与所得控除額はこのようになっています。

給与収入給与所得控除額
55万円まで全額
162.5万円まで55万円
180万円まで収入 x 40% + -10万円
360万円まで収入 x 30% + 8万円
660万円まで収入 x 20% + 44万円
850万円まで収入 x 10% + 110万円
850万円以上195万円

年収603万円の場合は360万〜660万円の範囲となって、給与所得控除額は165万円となります。

年収603万円 x 20% + 44万円 = 給与所得控除 165万円
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社会保険料の計算

健康保険、厚生年金、雇用保険といった社会保険料として支払った分も控除されて課税の対象になりません。

健康保険は治療費を安く済ませるための保険で、病院で治療をした時に治療費の30%の支払いで済むようになります。

厚生年金は年金の上乗せ分で、厚生年金を払っているとその分支給される年金が結構上乗せされます。

雇用保険は仕事をしていない期間にお金をもらうための保険で、加入していると失業時には失業保険が、育児休業時には育児休業給付金がもらえたりします。

このあたりの社会保険料もほとんど税金のようなものなので、税金を計算する際は収入から引いて計算することができます。

年収603万円の場合は健康保険料が30.1万円、厚生年金が52.7万円、雇用保険料が3.02万円で、社会保険料の合計は85.8万円となります。

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住民税と所得税の基礎控除額

住民税と所得税には基礎控除があって、この額も税金を計算する時に収入から引くことができます。

住民税の基礎控除は43万円、所得税の基礎控除は48万円となります。

母子家庭の住民税と所得税

母子家庭の場合には寡婦控除が使えます。

寡婦控除は夫が亡くなったり離婚したりしていて、子供がいるか年収が688万円以下の場合に使うことができます。

なお、子供がいて年収が688万円以下の方は控除額がさらに上乗せされます。

住民税の寡婦控除額は26万円で、上乗せ後は30万円となります。

一方、所得税の基礎控除額は住民税より1万円高い27万円で、上乗せ後は35万円となっています。

母子家庭で年収603万円の場合は、住民税の寡婦控除が30万円で所得税の寡婦控除が35万円になります。

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住民税と所得税の控除合計額

ここまでの控除額を合計すると、年収603万円の母子家庭のサラリーマンの住民税を計算する時に年収から引くことができる控除合計額は323万円となります。

給与所得控除 165万円 + 社会保険料控除 85.8万円 + 基礎控除 43万円 + 寡婦控除 30万円 = 住民税控除額 323万円

また、所得税の控除合計額は以下の通り333万円となります。

給与所得控除 165万円 + 社会保険料控除 85.8万円 + 基礎控除 48万円 + 寡婦控除 35万円 = 所得税控除額 333万円
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住民税と所得税の課税対象額

年収から控除額を引いた金額が課税対象額となります。

年収603万円の母子家庭の場合、住民税の課税対象額は280万円となります。

年収603万円 - 住民税控除額 323万円 = 住民税の課税対象額 280万円

また、所得税の課税対象額は以下の通り270万円となります。

年収603万円 - 所得税控除額 333万円 = 所得税の課税対象額 270万円
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住民税、所得税、手取り額の計算

住民税の課税対象額に標準税率の税率10%を掛けて、均等割5000円を足して住民税の額を計算すると28.2万円となります。

住民税の課税対象額 280万円 x 住民税の所得割 10% + 住民税の均等割 5000円 = 住民税 28.2万円

所得税については課税対象額ごとの税率がこちらの表のようになっています。

課税対象額税率控除額
195万円まで5%なし
330万円まで10%9.75万円
695万円まで20%42.75万円
900万円まで23%63.6万円
1800万円まで33%153.6万円
4000万円まで40%279.6万円
4000万円以上45%479.6万円

課税対象額が270万円の場合は税率が10%で控除額が9.75万円なので、所得税の額を計算すると17.2万円となります。

所得税の課税対象額 270万円 x 所得税率 10% - 控除額 9.75万円 = 所得税 17.2万円

ここまでの計算で年収603万円の母子家庭の社会保険料が85.8万円、住民税が28.2万円、所得税が17.2万円となるので、手取り額は472万円となります。

年収603万円 - 社会保険料 85.8万円 - 住民税 28.2万円 - 所得税 17.2万円 = 手取り 472万円
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まとめ

年収603万円の母子家庭の住民税、所得税、手取り額の計算はこのようになりますが、年収や家族構成を入力して再計算する場合はこちらから計算してみてください。

年収万円
独身 / 既婚


16歳以上の子供の数
都道府県

年収以外は空でも計算できますが、それぞれ入力していただくとより正確に税金や手取り額が計算できます。

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