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年収900万円の子供4人の母子家庭の住民税・所得税・手取り額はいくら?【2024年版】

年収900万円の子供4人の母子家庭の住民税・所得税・手取り額はいくら?【2024年版】

年収900万円の子供4人扶養の母子家庭(シングルマザー)の住民税、所得税、社会保険料、手取り額を計算すると、住民税は33.1万円〜37.9万円、所得税は15.3万円〜27.3万円、社会保険料は128万円、手取り額は707万円〜724万円になります。年収や世帯構成などを変更して再計算することもできます。(2019/08/08更新)

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年収900万円の子供4人の母子家庭の住民税・所得税・手取り額の計算結果

年収900万円の子供4人の母子家庭の場合は扶養控除が使えて、住民税は33.1万〜37.9万円、所得税は15.3万〜27.3万円、社会保険料は128万円、手取り額は707万〜724万円になります。

なお、扶養控除は子供の年齢によって額が変わるので、税額と手取り額に幅が出ています。

子供が高校生(正確には年末時点で16〜18歳)の場合が標準で、その場合の税額と手取りはこうなります。

年収900万円で子供4人が高校生の場合
住民税所得税手取り
37.9万円27.3万円707万円

子供が大学生(正確には年末時点で19〜22歳)になると扶養控除の額が増えます。

年収900万円で子供4人が大学生の場合
住民税所得税手取り
33.1万円15.3万円724万円

子供が23歳以上になると扶養控除はまた高校生の時と同じ額になります。

また、子供が15歳以下の場合は、扶養控除の代わりに児童手当が月5000円もらえます。

まだ子供が保育園、幼稚園児や小学生、中学生などの場合は扶養控除は使えませんのでご注意ください。

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年収900万円付近の税金と手取り額

年収900万円あたりの税金と手取り額をそれぞれ計算するとこのようになります。

年収住民税所得税手取り
895万円37.4万円26.4万円704万円
896万円37.5万円26.6万円704万円
897万円37.6万円26.7万円705万円
898万円37.7万円26.9万円706万円
899万円37.8万円27.1万円706万円
900万円37.9万円27.3万円707万円
901万円37.9万円27.4万円708万円
902万円38万円27.6万円708万円
903万円38.1万円27.8万円709万円
904万円38.2万円27.9万円709万円
905万円38.3万円28.1万円710万円

10万円刻みだとこのようになります。

年収住民税所得税手取り
850万円33.6万円21万円675万円
860万円34.4万円21.8万円681万円
870万円35.3万円22.7万円688万円
880万円36.1万円23.8万円695万円
890万円37万円25.5万円701万円
900万円37.9万円27.3万円707万円
910万円38.7万円29万円713万円
920万円39.6万円30.7万円719万円
930万円40.4万円32.4万円725万円
940万円41.3万円34.1万円731万円
950万円42.1万円35.8万円737万円

税金の計算内容

ここからは年収900万円の子供4人の母子家庭の住民税33.1万〜37.9万円と所得税15.3万〜27.3万円の計算内容を詳しく説明します。

給与所得控除の計算

まず、住民税も所得税も給与所得控除という仕組みがあります。

給与所得控除とは簡単に言うと

「給料もらって仕事していればスーツやカバンや靴とかでお金がかかるだろうから、その分は税金払わなくていいよ。」

という仕組みで、税金を計算するときはこの額を経費として引いてから計算して良いことになっています。

年収ごとの給与所得控除額はこのようになっています。

給与収入給与所得控除額
55万円まで全額
162.5万円まで55万円
180万円まで収入 x 40% + -10万円
360万円まで収入 x 30% + 8万円
660万円まで収入 x 20% + 44万円
850万円まで収入 x 10% + 110万円
850万円以上195万円

年収900万円の場合は850万円以上となるので給与所得控除額は195万円

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社会保険料の計算

健康保険、厚生年金、雇用保険といった社会保険料として支払った分も控除されて課税の対象になりません。

健康保険は治療費を安く済ませるための保険で、病院で治療をした時に治療費の30%の支払いで済むようになります。

厚生年金は年金の上乗せ分で、厚生年金を払っているとその分支給される年金が結構上乗せされます。

雇用保険は仕事をしていない期間にお金をもらうための保険で、加入していると失業時には失業保険が、育児休業時には育児休業給付金がもらえたりします。

このあたりの社会保険料もほとんど税金のようなものなので、税金を計算する際は収入から引いて計算することができます。

年収900万円の場合は健康保険料が44.9万円、厚生年金が78.6万円、雇用保険料が4.5万円で、社会保険料の合計は128万円となります。

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住民税と所得税の基礎控除額

住民税と所得税には基礎控除があって、この額も税金を計算する時に収入から引くことができます。

住民税の基礎控除は43万円、所得税の基礎控除は48万円となります。

母子家庭の住民税と所得税

母子家庭の場合には寡婦控除が使えます。

寡婦控除は夫が亡くなったり離婚したりしていて、子供がいるか年収が688万円以下の場合に使うことができます。

なお、子供がいて年収が688万円以下の方は控除額がさらに上乗せされます。

住民税の寡婦控除額は26万円で、上乗せ後は30万円となります。

一方、所得税の基礎控除額は住民税より1万円高い27万円で、上乗せ後は35万円となっています。

母子家庭で年収900万円の場合は、住民税の寡婦控除が26万円で所得税の寡婦控除が27万円になります。

住民税と所得税の扶養控除

16歳以上の子供を養っている場合は扶養控除も使えます。

扶養控除は

子供を養っている人の税金の負担を子供がいない人より軽くする仕組み

です。

子供4人が高校生とすると、住民税の扶養控除額は132万円に、所得税なら152万円になります。

子供が大学生の場合は住民税の扶養控除額は180万円に、所得税なら252万円になりますが、今回の計算では高校生の場合で説明します。

ちなみに子供が中学生以下の場合は児童手当が出るので、その分扶養控除は対象外となっています。

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住民税と所得税の控除合計額

ここまでの控除額を合計すると、年収900万円の子供4人の母子家庭のサラリーマンの住民税を計算する時に年収から引くことができる控除合計額は524万円となります。

給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 128万円 + 基礎控除 43万円 + 寡婦控除 26万円 + 扶養控除 132万円 = 住民税控除額 524万円

また、所得税の控除合計額は以下の通り550万円となります。

給与所得控除 195万円 + 社会保険料控除 128万円 + 基礎控除 48万円 + 寡婦控除 27万円 + 扶養控除 152万円 = 所得税控除額 550万円
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住民税と所得税の課税対象額

年収から控除額を引いた金額が課税対象額となります。

年収900万円の子供4人の母子家庭の場合、住民税の課税対象額は376万円となります。

年収900万円 - 住民税控除額 524万円 = 住民税の課税対象額 376万円

また、所得税の課税対象額は以下の通り350万円となります。

年収900万円 - 所得税控除額 550万円 = 所得税の課税対象額 350万円
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住民税、所得税、手取り額の計算

住民税の課税対象額に標準税率の税率10%を掛けて、均等割5000円を足して住民税の額を計算すると37.9万円となります。

住民税の課税対象額 376万円 x 住民税の所得割 10% + 住民税の均等割 5000円 = 住民税 37.9万円

所得税については課税対象額ごとの税率がこちらの表のようになっています。

課税対象額税率控除額
195万円まで5%なし
330万円まで10%9.75万円
695万円まで20%42.75万円
900万円まで23%63.6万円
1800万円まで33%153.6万円
4000万円まで40%279.6万円
4000万円以上45%479.6万円

課税対象額が350万円の場合は税率が20%で控除額が42.8万円なので、所得税の額を計算すると27.3万円となります。

所得税の課税対象額 350万円 x 所得税率 20% - 控除額 42.75万円 = 所得税 27.3万円

ここまでの計算で年収900万円の子供4人の母子家庭の社会保険料が128万円、住民税が37.9万円、所得税が27.3万円となるので、手取り額は707万円となります。

年収900万円 - 社会保険料 128万円 - 住民税 37.9万円 - 所得税 27.3万円 = 手取り 707万円
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まとめ

年収900万円の子供4人の母子家庭の住民税、所得税、手取り額の計算はこのようになりますが、年収や家族構成を入力して再計算する場合はこちらから計算してみてください。

年収万円
独身 / 既婚


16歳以上の子供の数
都道府県

年収以外は空でも計算できますが、それぞれ入力していただくとより正確に税金や手取り額が計算できます。

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